01 / 04

PIXFORGE

デジタルアート / 大阪・関西万博展示

2025.04 — 2025.07

PIXFORGE

Overview

無数の三角形が「つながり」を表現する、インタラクティブなデジタルアート作品です。画面に触れると三角形が鑑賞者の動きに反応して反発し、見るだけでなく作品と対話することができます。デジタル学園祭アワード「S×PARK」の出展作品として、2025 年 7 月、大阪・関西万博会場内の EXPO メッセ「WASSE」にて展示しました。

Statement

この作品は、私にプログラミングという新たな扉を開いてくれた人への感謝から生まれました。一つの出会いが無限の可能性へと広がっていく様を、複雑に交差しながらも美しいパターンを形成する三角形の律動的な動きに表現しています。私たちの人生もまた、様々な邂逅や経験が予想外の形で絡み合い、独自の軌跡を描いていくものです。

互いに与え合う影響の美しさと、「つながり」がもたらす創造的な共生の姿を、この作品を通して感じていただければ幸いです。

Direction

この作品の三角形は、単独では存在できません。各頂点は見えないノードとノードの間に張られており、ノードが別のノードのまわりを回ることで、三角形はかたちを変えながら律動し続けます。ひとつひとつの動きが隣へ、そのまた隣へと伝わっていく構造そのものが、「つながり」の表現になっています。

鑑賞者が画面に触れると、その場所の三角形は押しのけられ、離れるとまた元のつながりへ戻っていきます。作品に触れた瞬間、鑑賞者自身もこのつながりの一部になります。

Technical

Next.js と TypeScript、3D エンジンの Babylon.js(WebGL)で制作しました。三角形の頂点は固定のモデルデータではなく、ノードの位置関係から毎フレーム計算されます。ノードの回転運動は角度・周期・遅延を個別に持つコントローラ群が駆動し、そこに三角形ごとの色遷移とポイントライト、寿命と色相を持つ残光のリアルタイム生成が重なります。

インタラクションは、マウスやタッチの座標を群れの配置ごとの世界座標へ写像し、近傍の三角形を反発させることで実現しています。万博の会場では、タップするとフルスクリーン・横画面固定で起動する展示用の構成にしました。

この作品の物理表現やエフェクトは、その後の Arclypse Project や Specular Jiangshi に応用されており、すべての制作の原点になっています。